stu bank info

RIKUZEN-TAKATA PHOTO GALLERY

NEW

2011年5月15日日曜日

VOICE: NGワード

11-04-04DP_034のコピー
4月3日のファントム部隊の時に行った避難所でのこと。
そこにいた小学2、3年生ぐらいのオンナノコがいて、我々が持ってきてた調理パンをあげようとした時に、
自分の家族の分まで持ってってあげさそうと思って、

「何人家族?何個持ってけばみんな足りるかな?」

って聞いたところ、

「6人家族!でも、まだ4人しかいないんだー。。。」

そこにいたおれたち、絶句。なんて返していいかわからなかった。
励ますつもりが落ち込ませてしまうような言葉をかけてしまった。
なんの気も無しに。。。無知とは罪だってこの時思った。

「スキなだけ持ってきな!」
これからはそれだけ言おう。数のこと、聞いちゃいけない。





p11-03-23R 081のコピー

これは成田先輩に聞いた話なんだけど、ファントム部隊の隊員が、物資を配るために家は残ってそこに暮らす
被災者の方のところへ行ったときの話し。そこにおられたお父さんと思われる方に、
これまた何の気なしに、「生理ナプキンとかもありますけど、必要ですか?」と聞いたところ、
「娘が津波に流されて死んだのにそんなもんいるか!」と怒鳴られ追い返されたそうです。

誰も悪くない。生理ナプキンを持ってってもらおうとしたファントム部隊も、そしてそれを怒鳴った親父さんも。
ただ、こ、胸が痛む話でしたがそれが現実。



RIP ZINGER AND FRIENDS Group of Hypocrites 偽善者の集い
(偽善者どもの集い by タナカトモノリ)
そして、「がんばろう!」とか「がんばりましょう!」という言葉を被災者にかけること。

現地に行って、被災者の方と話す機会があると、つい、言葉に出してしまう。
本当に悪気はないんだし、本当にがんばって!って思う。

でも、帰る家があって、愛する家族の誰も死ななかった俺達の「がんばろう」っていう言葉は
被災者の人たちからしたらカラッポなのかもしれない、っていつも思う。
がんばろうって言われても、どうやったらこれ以上がんばれるの?
がんばれ!って言うけど、がんばれる地盤すらないのにどうやってがんばればいいの?

例えは悪いかもしれないけど、末期癌患者に「がんばれ!」っていうのと似てるのかもしれない。
がんばってる人にもっとがんばれ!っていうのは酷なんじゃないかっていつも悩む。

だから俺は、「いっしょにがんばりましょう!」とか「みんなでがんばっていきやしょう。」
みたいなことを声をかけることにしています。
それか、「また来ます」。最近これおれ、多いな。
また来ます、って言うと、絶対にまた来なくちゃいけない、っていう自分自身にかけるプレッシャーのようなもの。
それに、また来てくれるんだ、っていう安心感みたいなものをちょっとでもいいから与えたいなという
自己満オナニーワードでもあります。

一度行っただけで満足するのは無理。絶対に。
ホッとすることはあるけど。あー、物資配れた。。。これでちょっとは助かるかも。。。っていう。
でも、その後には、要求された物資をまた届けにこなければならん、とか
あれだけじゃあと数日しか持たないな、とか、すぐにまた、こ、無力感?に似たものを感じる。。。

被災者の人たちはがんばって自分らの生活を立て直そうと努力してる。
俺達はがんばってる被災者の支えになれるようにがんばろう。
元気の押し付けみたいにだけはしたくない。被災者にがんばろう!って言うからには俺達も同じように
がんばらないとフェアじゃないな、って俺は思いました。

それができないんだったら、黙ってよう。
口だけ達者なポーザーくんにだけはなりたくないから。