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2011年4月10日日曜日

NFK支援部隊/南相馬へ  (後編)

卍NFK東北震災基金FUND卍
NFK支援部隊/南相馬へ

テッペイ君  mixi 日記より  

NFK支援部隊/南相馬へ (前編)

http://stu2011.blogspot.com/2011/04/blog-post_05.html




NFK支援部隊/南相馬へ  (後編)

絶句、、、、、、

見渡す限り何もない、、、 あるのは瓦礫の山だけ

更に付け足して言えば、ここからは海も見えない

2KM近くは離れてるだろう。
それなのに全てが津波に飲み込まれてしまっている

こんな事を誰が予測出来るんだろう? 出来る訳ないだろう!!!

茫然と目の前に広がる地獄を見る


写真の技術が無さすぎて伝えきれないのが本当に悔しいけど、
俺らが見た世界は本当に地獄そのものだった

しばらくその光景に打ちのめされていると
瓦礫の方をウロウロしていたおじいちゃんが歩いてきた

いつまでもボォ~っとしてはいられない。ここからが俺達の任務なんだ

「すいません、僕らは東京から色々物資を持ってきたんですが、
このあたりで食べ物とか足りなくて困っている人達が居る場所は
分かりませんか?」

「あぁ、そうかい・・わざわざ東京から。それはどうも
ありがとうございました」

丁寧に頭を下げてくれるおじいちゃん

誰かに話を聞いて欲しかったのか、こちらが茫然としていると
当時の惨状を色々教えてくれた。

この瓦礫の下には まだ家族が二人埋まっているはずなんだと言う。
せめて遺体だけでも見つけたいが、津波というのは押し寄せてくる時だけが
恐ろしいのではなく、引く時にも瓦礫と一緒に全てを飲み込んでしまって
遺体が上がっても それが誰なのか、家族でも判別が出来ないほど
損傷してしまうものらしい

おじいちゃんの家は無事だったらしいが、生まれ育った実家は
津波に流されて、はるか後方へ押し流されてしまったと。

そうか。あの何かのワクみたいな跡はなんだと思ってたら、
家の土台だったんだ


一体どんな力なんだ? この目で、今、津波の通り過ぎた跡を
見ているのに信じられない、、、

話してくれるおじいちゃんの目には、ずっと涙がたまっていて
こっちは当事者じゃないから泣く筋合いなんて無いのに、
どうしても涙が抑えられなくなる

あまりの悲しさに加えて、訳も分からず猛烈に怒りが沸いてくる
津波、やり過ぎだろう! あまりにもあんまりなんだよ!!!

「後ろに竹林が見えるだろ」とおじいちゃん
俺らが居た場所が、海から約2Km弱。その500Mほど後ろに竹林が見える

「知り合いのおばちゃんは、津波に追いかけられながら竹林まで逃げて
その竹の上まで登って、波が引くまで2時間しがみついてて助かったんだ」

2時間!!? 、、、、、、、、、、

何十メートルって津波が 後ろから街ごと全てを飲み込んで追いかけてくる
そんな化け物がいなくなるのを、2時間も一人で竹の上にしがみついて、、

・・・とにかく、とにかくそのおばちゃんが助かって本当に良かった。

もっとそのおじいちゃんと一緒に居たかった気もあったけど、
俺達の行動のメインはリポートじゃない

だが おじいちゃんが言うには
「見ての通りここらは人が残れる状態じゃないし、
南相馬市役所に行けば物資を預かって均等に分けてくれるはずだから
そこに持って行くと良いよ」との事

おじいちゃんにも物資を渡そうとしたが、おじいちゃんの家は
別の場所にあって大丈夫だし、今は食糧より探す事なんだという
どれだけ言っても受け取らなそうな気配を察知し、
いただいたアドバイスとお話しに深くお礼をして移動する事に。

ただただ「お気をつけて下さい」としか言えず、最後まで
「頑張って下さい」とは言えなかった

おじいちゃんの探している家族が早く見つかりますように と
強く祈りつつ、物凄い無力感にとらわれながらその場を離れる

グジグジしててもしょうがない!
一旦 南相馬市役所で情報仕入れて、速効出直しだ!!!

気合いを入れなおして瓦礫の道を戻り、 一路 南相馬市役所へーーー

そして南相馬市役所に到着
 
通常の役所ではありえない、とてもアクティブな課が発足していた

俺らの物資は避難所で何百人もの被災者に均等に割り振れるほど
大量では無い。
ならば、本当に物資不足で困っているいくつかの家族にだけでも
直接届けたいんですが、どのあたりに向かえば良いと思いますか? 
というこちらの意思を伝えると、

「私どもの方では、それには答えかねます」との事。

確かに少しでも考えてみれば
今日イキナリ現れたどこの誰かも分からぬ人相の悪い自分と、
34歳を超えてなお童顔を良いことに「ニャン」とか言ってカワイコぶってる
オヤみたいな変態とのツートップじゃ、門前払いが当たり前だ。
 
仮にも責任ある市の職員が「ココへ行って下さい」と無責任に応える事は
口が裂けても出来ないだろう

「分かりました。お手数かけました。失礼します」と
自分達のあまりのKY加減を恥じつつ足早に立去ろうとすると

「ちょっと待って下さい」と職員の方

「実際のところ、我々も全ては把握出来ていないんです。
私どもに出来るのは、集まった物資を配給する日を告知して
その日来られた方々に均等に配る事だけで、情報を気づけない人も
勿論居るだろうし、誰が南相馬市から他へ避難して、誰が戻ってきたのかも
分からない。本当に全てが無くなって困っている人も居れば、家も何もかも
大丈夫なのに貰える物は貰っちゃえという人も居る。それが誰なのかは
分からないんです。もう少し把握出来ていれば助言もできるのですが、、
これでちゃんと質問に答えられたでしょうか?」

完全に納得。彼だって被災者なはずのに、細やかな気配りが物凄く嬉しい

勿論です!丁寧にありがとうございます!自分達で探して届けてきます!

お気をつけてーーー

福島原発から30Km圏内の南相馬市役所

屋内待機地域にも関わらず働かなければならない不満を微塵も感じさせず、
逆にヒョッコリ現れた偽善者二人を気遣ってくれる福島人。
これ以上、彼らに悲劇が起こるのは間違ってる


また北泉へ戻ろう! 足で探すんだ!
市街地を離れ、再び瓦礫に埋め尽くされた海辺の街へ


 何度見ても見慣れない 凄まじい津波の脅威に圧倒されつつ突き進むと、
家族総出で半壊した家の片づけをしている方々を発見。
これだ! 俺達が今日物資を届けるべき人達はこういう人達だ! 
「これから」を動き出してる人達だ!

ついにやるべきことを見つけ、興奮しつつも恐る恐る声をかける


受け取って貰えた!

土地柄このあたりは米どころで、南相馬全体としては米には困ってない
ようだったのだが
このおじちゃんは米を貯蓄していた納屋が津波に流されてしまったらしく
とても喜んで貰えた

このあたりから、オヤ自作の「南相馬市 支援物資~」と書き殴られた
ダンボールプレート効果が火を吹いてくる

品川ナンバーで、汚いダンボールを貼り付けた乞食のような二人が
大量に食料を持っている物珍しさに「ちょっとちょっと」とあたりを
巻き込み、人がチョコチョコ集まってきてくれた

しかも 俺らは業務用スーパーで買いこめた為、ちょっと珍しめの
缶詰だとか子供用のハチミツカレーだとか、もう震災から3週間たつから
そういった少しパンチの効いた食材が欲しい頃だろうとヤマをはって
たくさん積んで来ていたのだ。 それがズバリ的中

ずっと避難所暮らしをしていて、ちょうどその日に家へ戻ってきた
方達がそこらのエリアには結構居たらしく、
その人達が欲していたのは もうカップラーメンとか水ではなくて
肉(スパム)の缶詰であるとか
コーヒーや野菜ジュースであるとか
リポビタンD等といった
やはり日常 少しゆとりがある時、口に入れていた物が恋しくなってたのか
それはその後どこへ行っても同じ需要があった

 せっかく「これから」を歩み出そうとしている人達の邪魔をしてはいけない

気の利いた一言も思いつかず、おじちゃんおばちゃん達の
お礼の言葉をさえぎるように「あ、じゃ、では!」
みたいに訳の分からない言葉を残し、逃げるように立ち去る。
何故か照れてるオヤの顔が気持ち悪かった

要領をつかみ一気に勢いに乗った俺達は、原町区の北泉から
行ける限り海岸沿いに、鹿島区→相馬と北上して行く事に決めた

復興作業をしている家族を見つけては、半壊した我が家を前に
「ウチよりも、もっと困っている人にまわしてあげて下さい」と
決まり文句のように皆さん、断ってくれようとするのだが
その意見は却下させていただき 物資を渡し続けていく。

半壊って言ったって、それほとんど壊れてますよ、、、
困ってない訳ないじゃないですか!

テンパリぎみの俺達二人は、向こうが謙虚になればなるほど
「じゃあこの飴は!?疲れたら糖分良いですよ!またはこのリポD飲めば
元気になった気がするし!俺、元気になった事あります!」などと
たたみかけていく

オヤは何を勘違いしたのか、無言で物資を車から持って来て
ソッとかたわらに置いて渋くキメたりしている 
ついさっきまで野グソをしたがってたのにコレだ。
完全に狂ってる

そうすると、相手もようやく俺達が立派な人間ではない事に気付くのか
あきれて笑ってくれたりもした

一度余計な緊張が解けると、もっとアレもコレも欲しいと言ってくれた
方達もいた

このタイミングで 小さいお子さんがいた家族には、
NFKいわき支援部隊のアマノさんから預かった
放射能対策で子供に聞くとされているヨードのサプリメントも
無事渡す事が出来た。

「いわきよりも南相馬の方がコレ必要でしょう」と、前日にアマノさんが
静岡からいわきに向かう途中、わざわざ新宿まで寄って渡してくれたのだ
熱いぜ!

アマノさん、確かに南相馬の子供達へ届けましたよ!

そんなこんなをしている内に、ほとんど物資はさばけてきた。
それにしても、、、

これまた勝手な思い込みで、南相馬市の中でも鹿島区や相馬は
小高区よりも原発から離れているのでニュースでもあまり聞かず
北上するにつれて被害はどんどん少なくなってきてるんだろうなと
思っていた。

ところが、全くそんな事は無かった。むしろ酷くなってるんじゃないか
って位で、、、

海岸線を北上中に見かけた 衝撃的な光景

防波堤が津波にえぐり壊されてる、、、

そしてこれ

この建物を見て下さい

この煙突のような物。 高さ40M近くあります

見えますか!!? その煙突の、こんな上の方まで津波の傷痕が

実際これを見た時に、全く信じられなかったのと同時に
リアルにあの高さの津波に、あんな鋭利な傷跡をつける物凄い力に
もし巻き込まれたら・・という事を少しだけ実感を持って
想像が出来てしまい、本当に心から恐ろしくなった、、、

奇跡的に生き延びれたとしても、考えられない位のトラウマが
残るはず

そして荷物を配り終わった相馬で見た、極め付けの現実



これは 海じゃないんですよ? 街が消えて海みたいになってるんです

見渡す限り、、、

これを見た時は、本当に動けなくなった

あの光景は たぶん一生忘れられない

それでも、こんな事が起きたってのに、
今、目の前にこんな光景が広がってるのに、
信じられないけど、当の南相馬の人達は どっか明るかった

「お~オメ~生きてたのか? お前みたいな汚い顔でも、たまに見ると
ホッとするもんだな!」って軽口をたたいてるおっちゃんまで居た

この人達スゲェ、って、、、つくづく思った




今回 NFK支援部隊として、皆さんの気持ちの一部をお預かりし
代表して南相馬市へ行かせていただきました。

本当にありがとうございました!!!

ああする事が一番良かったのかはいまだに分かりませんが、
僕らのベストは尽くしてきたと信じています。

南相馬の方々は 強いです! 凄いです!

だけど人間です。 これ以上の災害には耐えられないと思います

今回 自分の身内が南相馬市の小高区で被災し、奇跡的に全員無事で
今は南会津に避難しているのですが、
小高区は原発から20Km圏内、放射能の影響で もう故郷には
帰れないだろうと考えているようです

だけど、福島県ってのは広いんです。

福島の方々が、これから立ち直るにあたって一番心配しているのは
やはり放射能による風評被害らしく、

一例として、南相馬市から遠く離れた南会津では
標高500Mという高台に位置し、綺麗な水が流れ、放射線量も東京より
低いにも関わらず、
「福島県」というだけで農作物は勿論、水も悪いと言われ、蕎麦や、
去年製造された日本酒でさえも売れないというのが現状との事。

そして更に、原発20Km圏内から強制避難させられて
小さい子供が居る親達は、避難先で子供が入学するしか
なくなってしまう為、
「南相馬市」から来たというだけで嫌がられてしまったり
イジメに合ったりしないだろうかと、 とても心配しているようです。

「これ以上、被害者を増やさないで欲しいです」

という言葉を預かってきましたので、ここに記させていただきます。


自分には何が出来るのか?

正直、僕には今も分かりませんが、考え続ける事は
辞めないでいようと思います

最後に僕らを行かせてくれたNFKの方々、モトヤンさん、
読んでくれてる関係者の皆さん。

長々とごめんなさい! 本当にありがとうございました!!!

失礼します!


柴田鉄平&変態オヤ


↑ 被災地、宮城県から駆けつけてきたおばちゃん

「福島が一番かわいそうだよ!放射能があんだから!」と言って
自分も被災者なのに一人で南相馬市役所に宮城から車で乗りつけ、
手作りの煮物みたいなのを いっっっぱい持って来て
「どこ持ってきゃ良いんだ~!」と騒ぎまくってたところへ話しかけ
一瞬にして意気投合。

かわいかったぁ~





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