無事に帰ってくることができました!
こんなおれごときを心配してくださる方の声が、意外と多かったので、
びっくりしてたのとw、 なんか、うれしかったのでw、
とりあえず、ここに、無事にバトルシティに帰ってきたことを報告します。
まだまだ写真があがらないのですが、時間ができ、写真の現像ができ次第
随時この日記を編集していきます。
ちょ、おれ、あとでこどもたちをカラテの試合につれてかなあかんので、夕方から夜にかけてのうpになりますので、
もしよかったらあとでここを覗きに来てもらえたらうれしいです。
まず、最初に、
行ってきてよかった!!!これは自己満足の類ではなく、
困ってるヒトがたくさんいて、そのうちの何十人かの方々に、いや、何十人じゃないな、
物質的なモノでなくても支援できたといういみだと100人単位の人たちを支援できたのと、
直接支援物資を配れた、という意味です。
この二日間で、おれの人生観、変わりました。
おれは、この震災がきっかけで、日本人のココロが少しでも変わると確信しました。
なぜならおれが変わったから。
あんまりうまいこといえないですが、
あとで、ちゃんと書きます。
まずは写真やらな!!!!時間がねえ!!!!寝るのももったいねえ!!!
おれは、写真を通じて、ここを見てくれてるみなはんに、
津波の怖さ、ヒトのつながりの大切さ、みたいなのを伝えられたら、いいなw。
と思ってます。おれはうまく言葉で説明できないから、まんまみてもらったほうがいいな。
こどもたち、カラテの試合に連れていかな。
ではノシ!
そして、、、道場から帰還。。。まぢ疲れた。。。朝からいままで。。。ファック。。。
「これ、持ってってくだせえ。」
気仙沼にいく日の朝、おれんところにわざわざカンパを届けにきてくれたババチ。
あざっす!
こんとき、窓口のおねえさん、おれのことすっげーあやしがってて!!!
そらそーだ。こんなおれみたいなやつが、
1日2日でこんな大金が口座に入ってくるわけで、
それを全額引き出そうとしてるわけだから。
支店長らしくヒトもでてきたw。
で、おれ、説明したんだこの人たちに。
「おれ、このとおり、見た目がものすごくあやしいし、
そのくせこんな大金を下ろすから
疑われてもしょうがないと自覚してるんですが、
これは全国の仲間が預けた東北震災の義援金なんです。」
「!!!!!!!!そうだったんですか!!!!!!
それはそれは!たいへん申し訳ございませんでした!!!
しかも行かれるんですか!!!お気をつけていってらしてください!!!!」
最後にふたりともおれごときにむかって最敬礼をしながら見送ってくれました。
なんか、おれ、もしかして、いろんなヒトの期待を背負ってない?
ちょっとプレッシャー、、、うそ、感じないw。
ばんばりやすw。
そのカネでトイザラスへコドモ用品を買いに。
買えるだけ買う。でも、おひとりさま2個まで、みたいな上限がやはり。
そらそうだ。こっちのヒトも困っちゃうからね。
「義援物資の買出しです。」というと、けっこう店のおねえさんたちが集まってきてくれて
ダンボールにつめるのを手伝ってくれた。ありがてえ。ほんと。
そしてここでも、「気をつけていってきてください!」と丁寧にお辞儀をされ、見送りされました。
そして、おれはこのままファントムゲートへ。
荷物とカネを届けなければ。
するとうちの奥さん、「クルマにもう積んであるし、このクルマで気仙沼、行けばあ?」
うほ?いいの?このクルマで行って?マヂスカあざっす!
そしてファントムゲートに到着。うお。想像をはるかに超えるみんなからの義援物資が
店の外にあふれかえってた。 成田さん、みんなからの義援金持ってきやした。とりあえず100万っす。
これでこれからまわしていきやしょう。 「ほんと、ありがとう!!!」
そして、おれのクルマと、いっしょに気仙沼に行くVの字のバンに荷物を積み込めるだけ積み込む。
かな~り入った。助手席も自分自身用物資でいっぱい。おれひとりしか乗れない状態。 そして出発。
外環道から東北道へむかう。
東北道はこのとき緊急車両以外通行止めの災害指定道路になっておったので、
浦和の料金所で封鎖。
で、緊急車両登録してあるVの字バンに付いていく、というカンジで。
そして、警察に緊急車両の登録証を発行してもらう。これでおれのクルマも東北道を走れる!
おし!いくぞ!とりあえず目指すのは仙台駅。そこでヒトと成田さんの地元の後輩さんと待ち合わせ。
そのカレが現地の案内係になってくれる予定になっている。 仙台到着。ここで成田さんの後輩、たくやくんと合流。
カレが気仙沼でのわれわれの案内役ガイトとなってくれるのであります。 そして、おれのハイエースとVの字のハイエース、2台のファントムゲートコンボイは
一関経由気仙沼へと一気に向かいました。
気仙沼に着いたのは夜中の2時。
正直、怖かった。
この日の晩は、たくやくんの実家。
そう、カレの実家はちょっとした高台にあって、津波の被害にあわなかったのでした。
朝の5時半に起きて、顔とか洗おうと思って台所の蛇口を開いてみても、水がでねえ。
あ、断水してるんだ。 うしろをみたら大きなポリバケツの下のほうに水が溜まってるんだけど、少ないっすねえ。
ジェームスさんを叩き起こすw。
そう、今回おれは、Vの字クルーのジェームスさん、植村さん、とあともうひとかた、
やべえ、名前失念、、、の3人といっしょに来たのでした。
じゃ、いきやすか。支援物資至急支給!
泊めさせていただいた御礼に、おれが自分のために持ってきた水のペットボトルを差し上げる。
あきらかに水が足りないのはおれ知ってるんですが、たくやくんのお母さん、
「いいんです!いいんです!うちはだいじょうぶですから!ほかの困ってるヒトにあげてください!」
「いえいえいえいえ!だいじょうぶです!だいじょうぶです!ほかにもたくさんありますから!
これはほんの御礼です!どーぞ受け取ってください!!!」
すると、おばあちゃん、涙を浮かべながら、
「本当にいいんですか。。。本当にありがとうございます。。。」
こっち来る前に、みんながカンパしてくれたじゃないですか。
1万円とか1000円とか。
1万円で、このペットボトル何本買えるか?
たぶん、100本ぐらいいくんじゃね?
って、ことは、100人に配れる。
バカなやつがひとりじめにしなければ。
で、ちょっとちょっと一口ずつ一口ずつみんなに分けてったら、
1000人ぐらいの口を潤すことができるんじゃね?
すごくね1万円のカンパ!!!!
って、このときはじめて思った。
よく、みんな、謙遜してなのか、「自分のわずかながらの力」とかおっしゃいますが、
とんでもねえ!!!!ものすごい力だと思いますよ!!!
たとえ1000円でも、このペットボトル何本買えますか?
たぶん10本ぐらい変えたとしたら(ry
ほんと、みなさんには感謝してやす。
瓦礫の町を行くNFKファントムV部隊。
ハッシュボール先輩のクリーニング屋さんに到着。
ここ、上の瓦礫の町ストリートあるじゃないですか、
その角を右に曲がったところなんですよ。
こっちはほんとに被害が少ない。見た目すごいキレイ。
「先輩、なにか欲しいモノありませんか?」とたくやくんがたずねると、
「いい~いい~いい~いい~。うちもなんもないけど、家はあるから。
もっと困ってる人たちに回してやってくれい。」
「いやいやいやいやいや、いいんですいいんです!たくさん積んできてあるし!
それに、先輩のところにまとめて何箱か降ろしていきますんで、近所の困ってるヒトに
わけてあげてください!」
「、、、わかった。」
なかから奥さんが、
「お茶飲んでいかれませんか?」と招きいれようとしてくれておるんですが、
「いえいえいえいえいえいえいけっこうです!けっこうです!!!」
あきらかになにもないのに、とても困ってるはずなのに、おれらにお茶を出してくれるという
先輩夫妻。
「まだこれから回らなければいけない避難所めぐりをしなきゃいけないので、ここで失礼します。」
「品川はだいじょうぶだったですか?」
とつぜんおれの背後からおじいちゃんが話しかけてきた? 一瞬はなしがまったくわからなかったおれは、
「ハァ?」って聞くと、
「ほら。品川ナンバーだから。品川に息子がいるんですよ。品川はだいじょうぶですか?
そっちもけっこう揺れたでしょ?」
だそうで。
で、
いや、たしかに、東京は揺れたし、電気が止まったりでカオスってきてますけど、
ここ、気仙沼ほどじゃないです。
「おじいちゃん!品川はだいじょうぶだよ!けっこう大きく揺れたけど、そんなに被害という被害はなかったと思う。
つーか!おじいちゃん!じぶんとこの心配しなよ!www」
なにかほしいものはないかたずねると、
「いやいやいやいや。うちはだいじょうぶですw。な~んにもないけどw。もっと困ってるヒトにあげてください。
でもしいてゆーなら、トイレットペーパーがありません。」
トイレットペーパーを渡すと、
「本当にどうもありがとうございます。。。」
かぶってた帽子を脱いで、すげえ丁寧にお辞儀をされてやした。
うっすら涙うかべながら。。。
じゃあ、おれら行くです。がんばってねおじいちゃん!
みんなからいただいた義援金で、
トイレットペーパーをたくさん買えます。
ずっと火事が収まらない地区。
泥棒が潰れた家に入って、貴金属やテレビとかを盗んでいったあとに、 火をつけるらしい。
つぎは、「まだ報道されてない被災地」であるところへ。
町がない。
その地区のちょっと山道を走るとタクヤくんの先輩の家の民宿があるんですけど、
そこに物資を届けにいくことに。
漁業で建てた豪邸が立ち並んでたところはちょっとした高台にあって、津波の被害がなかったけど、
津波の被害を受けた地区の豪邸だったとおもわれる家はぐちゃぐちゃだったな。。。
「あがっていってお茶でも飲んできなさいよ。」
いやいやいやいや、けっこうですけっこうです!
先輩んとこ、電気も電話も使えない。水はどうだったけな?
ものすごい困ってるのは、どうみたってそうなのがわかるのですが、
「もっと困ってるヒトたくさんいるから!そっちにまわしてあげてやってくれい。」
コメとカイロを先輩に渡す。
さて、つぎいきやすか!!!
成田さんの後輩、たくやくん。
気仙沼出身の仙台在住。
カレのおかげで、ピンポイントで義援物資が届けられる。
このヒト、友人が多いから助かりました。
灯油待ちの長い列。配給を待ってる。
まだ夜になるとくそ寒いからみなはん石油ストーブを使ってるんだとおもわれ。
ガソリンとか灯油の燃料不足はかなり深刻っぽかった。
そこで、たくやくんの友人、工藤ちゃんと合流。
カレは気仙沼在住の被災者。
避難場所には、けっこう潤ってて、炊き出しが多いところとか、
物資が豊富にあるところがあったり、
その逆で、道が寸断されてたりしてなかなか物資が届かない避難場所もあるらしく、
カレの案内で、特に困っているといわれてる避難場所とかに案内してもらうことに。
まずは物資を工藤ちゃんの家のガレージに半分ぐらい下ろすことに。
そしてここまで物資を取りにこられるヒトのためにストックして、ここから配ることに。
基地ですね。いわゆる。
その後、Vの字クルーのお知り合いのご家族と路上で遭遇。
まだ小さいお子さんを抱えておられたご家族、
「おむつがない。。。」といって奥さんが涙ぐんでおられました。
「おむつ、ありますよ!どーぞ持っていってください!」
と箱を差し出すも、
「ほんとにいいんですか。。。」といいながら、
その中からひとパックのオムツを取り出そうとされていて、
「え?一箱まるごと持っていってかまいませんよ?」
「いえいえいえ。ほかの方にも配ってあげてください。。。」
「いや、まだたくさんあるんで。。。」
「、、、そうですか、、、ではふたつください。。。ほんとうにありがとうございます。。。」
涙ぐんで喜んでおられました。
「あと、電気がなくて、テレビとかみれないので、まったく情報がないのです。
それが本当にこわくて。。。ラジオなんて、あります?」 「、、、これ、使ってください。」
「ありがとうございます!!!ありがとうございます!!!」
このとき、この、ちっちゃなおこさんにお菓子をVクルーの方が渡したんですが、
そのコ、「おばあちゃん!おばあちゃん!お菓子もらった!お菓子もらった!わ~い!!!」
と駆け回って喜んでおりました。
おいおい、飛び出したらクルマに轢かれちゃうぞ!っていうくらい、喜んでました。
それをみてた大人たちがみんな笑顔になりました。
こんぐらいのお菓子で、こどもひとりとまわりにいるおとなたち、全員が笑顔になりました。
10000円のカンパで、どんだけのこどもたちと、そのまわりにいる大人たちが笑顔になるか。。。
考えてみてください。