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    3 年前

2011年3月24日木曜日

今回のNFKミッションFOR気仙沼

今回のNFKミッションFOR気仙沼 

今回のミッション

1.女性と赤ちゃんにターゲットを絞る。
2.寸断された町の避難所に物資を届ける
3.餓死した赤ちゃんを抱えたお母さんが尋ねた保育所に物資を運ぶ。
4.路上でみかけたお母さんに物資を支援する。

次回必要なモノ
子供用の長靴。靴流通センターで買えるかな。

きのう気仙沼行く前に、またトイザラスにいって物資を買いにいくことに。

あそこ、おむつとか粉ミルクに「おひとりさまお二つまで」っていう上限があるから
なかなか量が買えない。
で、おれ、なお、ぎんちゃん、の3人でいくと6個づつ買えるのね。でも足らん。

「あ~あ。こんなときリカさん(幼稚園のおかあさん友達)がいればなー」(なお

すると、

あー!リカさん!さっき話してたんすよ!リカさんいるかな!って。

すると、「あ!ほら!これ!持ってって!」

おおおw。会ったと同時にカンパw。まぢすか、あざっす!!!

そしてリカさんにも物資を買うの手伝ってもらいました。



今回のミッションのひとつは、「女性とこどもにターゲットを絞る」オンナコドモ救援作戦。

おむつと離乳食と粉ミルクを箱買い。4人で買ったから8箱ずつ。
これだけでもけっこうな量いくんだよね。

こーゆーときはお母さん連中がいるとホント助かるw。
おれ、なんもわからんw。

「下着が圧倒的に足りない」と現地からの要望を聞いていたので、
ユニクロにパンツを買いにいくことに。(無印は高い)

とりあえずいまおれ、みんなからの義援金を18万持ってるからそれで買えるだけかおう。
足りないぶんはなおに出してもらう。

で、パンツ、女用、男用、子供用を全部あわせて300枚ゲットした。

風呂に入れないからパンツがやっぱほしいらしいんです。


電気が来てなかったり水も来てないところもあるからウイダーインジェリーのような
栄養食をまとめて150個買いました。これかけあれば多少は凌げるはず。



帰ってくるとHさまがうちに義援金と、あと、マスクを届けてくれました。ありがとうございました!



よし、出発するか。


今回はNFKから初の志願兵、コケスケも同乗することに。
そして、初めての女性隊員、うちの奥さんことなぼすけNFK被災地担当大臣が
現地へ出向くことに。

途中で仮眠を取って、朝の5時に仙台入り。そこで我々のガイド役のたくやくんを拾う。

そして今回のもうひとつのミッション、

「被災地に帰りたくても帰れないヒトを送ってあげる。」

それが今回同乗したコズミックダイちゃんのこどもが通う保育園の保母さん、

菅原さんを気仙沼にあるご実家に運んでさしあげるというミッション。




まずははじめて来るダイスケとなぼた、
そして震災後初めて気仙沼に来る菅原さんを連れて、
こないだまで封鎖されていた道が開通したので、そこに連れてく。

おれも今回この場所には初めてきたんだけど、もう、なんつーの、つーか、なにもいえない。

まわりはもう焼け野原になってて異臭が立ち込めてた。
いるだけで目が痛くなってきたのであわててマスクをした。

海からけっこう離れてるこの場所にあったのは、
先日港に打ち上げられていたマグロ漁船の
倍はあろうかと思われる巨大なマグロ漁船がそこに鎮座してた。

ふだんだったら「まぢパネエ」とかって言ってるんだろうけど、
それすら言葉にだすことができず

ただただ唖然。。。

今回のNFK救助部隊、だいすけ、なぼすけ、たくやくん。

まず、「被災地に帰れないヒトを送り届ける」というミッションをここで完了。

菅原さんのお友達で、小さいお子さんがいて物資がなくて困ってるという方おりませんか?
とたずねると、菅原さんちから100mほど離れたところに住むお宅へ訪問。





「うちはまだだいじょうぶです~。ほかの方にわけてあげてください。」

という気仙沼のヒトらしいお気遣いを受けるモノの、おれたちはだまされないw。
必要だと思われる分のおむつ、粉ミルク、離乳食などをある程度おとどけ。
今回は飴玉をたくさん仕入れさしてもらったので、こどもたちに飴玉を配る。


道を散歩していたお子さんふたり連れのお父さん。
「ここいらへんでお子さんお持ちの方で困っているヒトしりませんか?」
「うちはとりあえず大丈夫だけど、お寺の避難所行ってみれば?」
情報あざっす。

じゃ、そのお寺さんに行ってみよう。

お寺さんに着いた。

今回、おれはなにひとつ物資を運ぶのに手伝わなかった。
たくやくんにも、きょうはいいですよw、おれらは見てやしょうぜw、っつって
すべてだいすけとなぼすけさんにやってもらうことに。
おれは写真撮ることに専念。

たくやくんはガイドさんだし近所の情報を集めてもらっていました。



ここが避難所のお寺さん。
だいたい80人ぐらいの被災者のヒトが暮らしてます。
中には中学生のお子さんや、こどもも何人かいました。



今回のひとつのミッション、「女性の救援」。
パンツとか生理ナプキンとか。おれには配れないw。
いや、配ってもいいんですけど、やっぱちょっと恥ずかしいw。
ここでうちの奥さんが大活躍することに。
女性ならでわの気遣いが被災者の人たちにとってとてもいいんだと思いました。


ここは45号線。
「日本の美しい海岸ベストなんとか」にも選ばれたというこの場所。
がしかし、いまはもうこんな。

「この場所から海が見える、っていうことは僕にとってものすごい恐ろしい光景なんです。」

地元のヒトにしかわからんこの気持ち。




ここ、山ですよ。四方に海なんぞ見えない。こんなところにまで津波の被害が。

「海沿いのヒトはつねに津波に警戒しながら暮らしているから逃げることができましたけど、
ここらへんの人たちはまさか津波なんか来ないだろうと思っていてこれですから
被害が大きかった地区です。」


たくやくんのいとこの家がここらへんの山奥にあって、
物資が届かないんじゃないかと思って心配してよった。


物資が届いてないので、ちょっと置いていきますね。

その後、目的地のひとつである寸断された村の避難所へ。




500人が住むこの避難所に救援物資がたくさん運ばれていた。安心した。
自衛隊とNHKとNTTが入ってた。

今回ここにパンツを大量に届けさしていただいたんですが、
「パンツがなかったんです!本当にありがとうございます!!!」
と喜んでもらうことができました!よかった!!!

こないだの第一発目の救援活動でなにが必要かを勉強したからね。
役に立ててよかった!!!

大量に物資があったり、運んだりしてますが、
この避難所みたく500人の人たちの生活を支えると、物資はいくらあっても足りない状況でした。

今回ウインダーインゼリーを150個買っていったことを例にすると、

5人家族の場合、ひとつ一個だとすると、一食で5個。それを一日3回食うと15個。
150個だと10日分の食料だという計算になります。

1家族に50個支給さしてもらうと、3日と1食分の食料ということになります。






橋が落ちて寸断されたという、この45号線の橋にいってみることに。


なぼたNFK被災地担当大臣が最前線を歩く。

どこかのレンホーとかいう国会議員にこのなぼたの姿を見せてやりてえ。

ピカピカのランドセルが打ち上げられていた。
もし、このランドセルが新一年生のモノだとしたらとても胸が痛むなあ。。。



落ちた橋の先端まで歩く。ここから見える景色はもはや自分が受け入れられる許容範囲を超えていた現実。





次のミッション、

「保育園に物資を届ける。」


こないだ、ある保育園に、ミルクがないといってさまよってたお母さんがいて、
けっきょくそのお母さんのお子さんは餓死してしまいました。
で、そのお母さんが立ち寄ったけど、そのおかあさんに物資がなくてそのお母さんの子供を
助けてあげられることができなかった保育園に行く。


そこは山の上にある保育園で、水が給水所としても利用されているようでした。
がしかし、おれらが来たときには水がでなく、
そこに水があると聞いて期待して来たこのおばあちゃん。
水がでないとわかると肩をがっくりと落として、「では、帰ります。。。」と。


そこでなぼた「どーぞ!」水を差し出す。
おばあちゃん、「わたしはいいからほかのヒトに渡してください。」
はいはいw。もうおれたちはだまされないw。
こんな山の上にポリタンクを持って水を汲みにきたのに、水が出ないってわかって肩をがっくし落とされて
とぼとぼ帰ろうとしてるおばあちゃんに水を差し上げるということは、普通のことなんです。
お気になさらず。




物資を運びいれるNFKの隊員二名。






すごいがんばってたこのふたり!!!なんかすげえよかったw(^^)


このなぼたの後姿。勇ましい。



「わー!オンナモノのパンツ!しかもこんなにたくさん!しかも新品!!!!
ありがとうございます!!!本当に助かります!!!!」

「ほかにも困ってるヒトがいらしたらどーぞ配ってさしあげてください。」

「はい!もちろんです!本当に助かります!」


運び入れようとすると、「もうけっこうです!もうけっこうです!」といわれるんですが、

「いま足りていても、あとから足りなくなるかもしれませんよ?」

というと、言葉を無くされます。なぼたとダイスケをその間、もくもくと物資を届けいれる。

さて、ここの保育園にはある程度物資が溜まった。よし。任務完了。


「つらいときは飴玉なめなさいね!」



では、つぎのミッション。

「街中でみかけた困ってるお母さんの救援」


保育園がある山を下ったところに、スーパーやドラッグストアが並ぶちょっとしたマーケットがあり、
そこの駐車場にクルマを停めることに。

さっそくあかちゃんをおんぶしたお母さんを発見。


「東京から物資を運んできたんですけど、なにか必要なモノありますか?」

「え?本当ですか?本当にくださるんですか?ありがとうございます!!!」



スーパーだとまだ上限があって、10個までしか品物を買うことができなかったりして、
なかなか必要なものすべてを買うことができないらしい。

そこで、消耗品のおむつやおしり拭きなどを手にして帰られていきました。

ここで、もう1時半。2時には気仙沼を出ないと日帰りできない。

物資はほとんど配ったので、残った物資はたくやくんの友達、
ハッシュボールのおさむ先輩にあとは託すことに。



合流場所のホームセンターの駐車場でドッキング。
あとは先輩たちで保育園巡りとこまったおかあさんに救援してくださるそうです。
どーぞよろしくです!がんがってくだせえ!

ヒトとヒトとのつながりの大切さをこの何日かの気仙沼で肌を体感しております。
みんなでがんばろう!








そしてラストミッション、

「気仙沼から菅原さんとたくやくんを仙台に送っていく。」

菅原さんの実家に行く前に、さっき、
てゆーか一番最初に寄ったお子さんのいるおうちへまた寄らせていただくことに。

残りのおむつや栄養食をお届けにあがらしていただきやすNFK。



ここでもなぼたとダイスケのふたりが物資を運びいれる。

奥から家族の人たちが総出ででてくる。

運び終わると、
「これ!食べてください!!!」

とゴマ餅っていう地元の人たちが食べられるというお菓子をなぼたがもらう。
手作りのお菓子。こーゆーのってあんまり食べれないよね普段は!

被災者の方から食べ物をもらうなんてはっきしいって
言語道断だとおれたちは思っているんだけど、
ものすごいススめられて、これ以上断ったら逆に失礼だなと思って
なぼたがいただいたんですが、 おれもわけてもらうと、うほ!
なんこれ!ほんとおいしい!普段だとまぢうめえ!って言うんだけど!

なんか逆に気を使っていただいて申しわけねえ。どーもありがとうございました。

あかちゃん!かわいい!

「このコ、ほんとにいいコなんですw。停電で真っ暗の中でミルク飲んでもぜんぜん泣かないんですw。」

いいコちゃんやね!w


では、またきます。


よし、菅原さんむかえにいこう。

さようなら!


連絡が取れなかったご親戚の方にも会うことができたみたいで!
よかった!!!


一関に抜ける国道284を走ってると、
うしろの席で菅原さんが、

「あ!!!からあげ家さんがあいてる!!!」

なぼた「うわあ!たべたい!!!」

Uターンして引きかえす。


わー!うまそう!揚げたてやないですか!!!

働いてるおねえさんたちも東北美人ってカンジでw。ええすわ~w。ナゴム~。

そういえば朝からコッペパン一個しか食ってない。
救援活動してると自分のメシのことなんか忘れちゃってるんだよね。
こんな食い意地の張ってるおれでさえそうなんです。

うまかった。本当に。なんなんだこれ。こんなにもうまいっていうのは。


うちのハイエース。ほんとよく働いてくれるな。ドロドロや。
朝は仙台で新聞配達のおじいちゃんに当てられるしなw。





としてると、あ!伊勢さんや!w
この人たちは陸前高田のほうにいってたらしい。
おつかれちゃんです。

動いてるヒトはやっぱ動いてるな。刺激受けるな!



一関からたくやくんが運転変わってくれて仙台まで。


そして菅原さんを無事保育園に届ける。彼女もまた被災して、自分の家のアパートに帰れないので
保育園生活を強いられてます。

なぼたとも仲良くなったみたいで!(^^)

お母さんお父さんにあえてよかったですな!本当に!
これからもがんばってください!
さようなら!





では、つぎはたくやくんを送りに。。。

たくやくん、今回もガイド、ありがとうございました!
たくやくんがいないと物資配れないっすから。助かりますほんと。

「今回も、本当にありがとうございました。。。」

またすぐ来ます!じゃ!また!がんばって!!!




帰りは東京までなぼたが運転。
ほんと助かる。おれひとりだとまぢツライ。東京気仙沼往復。

なお、こう見えても3人のコドモの母親でして、むかしは不良少女だったんすよね。
それがいまでは。。。たくましいなあ。いや~惚れ直したきょうのなぼたの活動をみて!
ココロの底からいま目の前にいるおかあさんやおばちゃんや子供たちを心配して、
必死になってみんなから預かった義援金で買ってきた物資を配る姿は、
日本の母の鏡じゃねえかな。この日のなぼたの姿をレンホーにみせてえ。
あのパフォーマンス省の役人さまによ。

こどもいてもやれるんだ。おかあさんにしかできない支援があるんだ。
ってことをこのなぼすけ親分の姿を見て感じてもらえたらおれはとてもうれしいです。
だいすけもコドモいるし、こいつは会社休んでおとといの晩からみんなで物資を配ってた。
おれは、物資を被災者のヒトに手渡しすることをやつに体験してもらいたかったので
一切手を貸さずに写真を撮ってるだけだったんだけど、
これを機にやつの中でもなにかが変わったり

なにかを学んだりしてんだろうなあ、って思う。


おし。あさっては石巻や。アングリーを家族に会わせてやろう。

土曜日はババとマックス団長が東北に向かいます。

これからもがんばりますので、NFKをどーぞよろしくお願いします。








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