大変遅くなりましたが、5月22日のご報告です。
皆様、大変ご無沙汰しております。
日々の忙しさに咽び泣く、49才みずがめ座でございます。
皆様に年始のご挨拶をしてから、早いもので もう半年が過ぎてしまったんですねぃ ・・・
光陰 矢の如し とは、よく言ったものでございます。
学生の頃はまるでピンときませんでしたが、
歳を重ねるほどに身に沁みて理解るようになってまいりました。
後 どれぐらい人間やってられるか判りませんが、
もう少し頑張ってみようと思った梅雨の晩でございました。
この日 ボクたちが作業させて頂きましたのは、先月に引き続き こちらの小泉地区でございます。
この辺りには、巨大防潮堤が建設されるそうでございます。
建設が始まりますと、未だご家族のもとへとお帰りになれていないご遺体を
捜すことも出来なくなるため手付かずだった場所の堆積泥の中から、
ご遺体や遺留品の捜索をするのが此度の目的でございます。
余談ではございますが、
最大高さ約15メートル、最大幅約100メートルにもなる巨大なコンクリートの壁が
海岸を延々と覆うこの巨大公共事業 ・・・
その建設には 約1兆円もの税金が投入されるそうでございます。
今後此の地に観光に来た人たちがそんなコンクリートの壁を見て、
また来てみたいと思うのでしょうか?
今まで此の地に居住されてた方々が 海の見えなくなった此の町に、
また住みたいと思うのでしょうか?
漁業に影響を与える生態系は元より、
海と共にあった此の地の文化や風習は守られるのでしょうか?
そんな防潮堤作って、ナニを守る気なん?
申し訳ございません、ゲスな本性が出てしまいました。
確かに守るモノが変われば 正義も変わるという事は、
重々承知しているのではございますが
如何せん まだまだ若輩者でございますが故、
ついつい衝動的に口を衝いて出てしまいました。
然しながら ・・・
巨大防潮堤を築き地域住民の方々を守る事が、
延いては地域住民の方々の幸せに繋がると考える
被災地の実情を無視したイデオロギーには、
まったく賛同できない自分が居ることも事実だったりします。
まぁボクみたいなチンピラがナニを言っても、
世の中なんか そうそう変わらないんですけどね ♪
それでは気を取り直して、此度のご報告の続きをさせて頂きます。
震災から5年という節目を迎えましたが、もう来なくてもいいよと言われるまでは
微力ながらお手伝いさせて頂く所存でございますので、今後とも皆様の
暖かい御支援、御鞭撻のほどを、宜しくお願い申し上げます。
それでは皆様、素敵な週末をお過ごしくださいませ。
また会う日まで、ごきげんようでございます。