2011年5月27日金曜日

瓦礫撤去に向かう隊員は必ず読んでください。

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5.29のファントム部隊に参加される隊員さん、ぜひ読んでください。


56岸さんからのメッセージです。





人にはそれぞれの日常がある。


当たり前のように同じようにときにおきてしまうように思うが
戻って来ると安心できる立ち位置
親しい友人、家族、大切にしている物、空間
それらを突然、理不尽に奪われた人々が大勢いる。


誰もが被災地に足を踏み入れて言葉を失うのは
何もないガレキの地平が続く景色を目の当たりにした時だろう。
俺達部外者から観ればガレキ、ゴミの山だが
それらはそこを過ごして来た人達の日常の欠片なんだろうと思う。


奪われた日常を一刻でも早く取り戻したくて
欠片を探してガレキの野を歩く人々の姿を
被災直後から多く見られたという。


外から見るとさみしそうにも見えるのだろうが
俺には打ちすえられて、もがき立ち上がろうとする強さを感じてしまう。


力になりたい。少しでも出来る事を持ち寄って。








このメッセージを岸さんからいただいたとき、俺はハッとした。
俺にはガレキがただのガレキにしか見えてなかった。今度の部隊はただのゴミの山の片付けだと思ってた。
でも、俺にはゴミにしか見えなかったガレキの山は、被災した人達の大事なモノかもしれないし、
いまガレキとなってしまったところは彼らが生活してきた家なんだと思うと、
ガレキ撤去作業っていうのは、聖域に足を踏み入れる行為なのかもしれないと思い直した。

どんな作業をするのかまだわからないけど、この、岸さんのメッセージを心に入れて
作業に望みたいと俺は思ってます。










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